■ ID
| 1686 |
■ 種類
| 論文 |
■ タイトル
| 大阪都心部における地下温暖化の実態
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■ 著者
| 有本弘孝
(一財)地域地盤環境研究所 北岡豪一
岡山理科大学 谷口真人
総合地球環境学研究所 濱元栄起
埼玉県環境科学国際センター
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■ 出版元
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■ 出版年
| 2013 |
■ 誌名・巻・号・年
| 地盤工学会関西支部「地下水地盤環境・防災・計測技術に関するシンポジウム」論文集、53-58、2013 |
■ 抄録・要旨
| 都市域における都市化の進行やヒートアイランド現象は、地表面温度を上昇させ、地中では熱拡散によって表層から深さ方向に地下温度を徐々に上昇させる。すなわち「地下の温暖化」である。本研究は、大阪都心部の8つの観測井で観測された地下温度(地下水位観測井の井戸管内の水温鉛直分布)について、その温度分布を大阪平野の約30地点のそれと比較し、大阪平野から見た大阪都心部の地下温暖化の実態(地下温度の高さ、地下温度の上昇速度)について報告するものである。結論として、大阪平野及び都心部では地下の温暖化は着実に進行中であり、観測井34地点のうち23地点で地下40m深度の温度は、過去130年間の大阪管区気象台の気温平均上昇速度よりも大きいことがわかった。本論文で着目した8地点においても高い温度上昇が認められた。
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